【プログラム解説】基本的な電卓アプリケーション

# 基本的な電卓アプリケーション
def calculator():
    print("電卓アプリケーションへようこそ！")

    # 数値の入力
    num1 = float(input("1つ目の数値を入力してください: "))
    operator = input("演算子を入力してください (+, -, *, /): ")
    num2 = float(input("2つ目の数値を入力してください: "))

    # 計算処理
    if operator == "+":
        result = num1 + num2
    elif operator == "-":
        result = num1 - num2
    elif operator == "*":
        result = num1 * num2
    elif operator == "/":
        result = num1 / num2
    else:
        print("無効な演算子です。")
        return

    # 結果を表示
    print(f"計算結果: {result}")

# プログラムの実行
calculator()

上記コードの説明

このコードは、Pythonで作成された基本的な電卓アプリケーションです。ユーザーが2つの数値と演算子（+、-、*、/）を入力することで、その結果を計算して表示します。

コードの詳細な説明

1. 電卓アプリケーションの開始

print("電卓アプリケーションへようこそ！")

プログラムの冒頭で、電卓アプリケーションの開始メッセージを表示します。

2. 数値と演算子の入力

num1 = float(input("1つ目の数値を入力してください: "))
operator = input("演算子を入力してください (+, -, *, /): ")
num2 = float(input("2つ目の数値を入力してください: "))

input()：
- ユーザーから入力を受け取ります。
float()：
- ユーザーが入力した値を**浮動小数点数（小数が含まれる数値）**として扱います。
- 数値計算をするために必須の変換です。
入力される内容：
1. num1：最初の数値
2. operator：演算子（+, -, *, / のいずれか）
3. num2：2つ目の数値

3. 計算処理

if operator == "+":
    result = num1 + num2
elif operator == "-":
    result = num1 - num2
elif operator == "*":
    result = num1 * num2
elif operator == "/":
    result = num1 / num2
else:
    print("無効な演算子です。")
    return

if 文：
- 入力された演算子（operator）に応じて処理を分岐します。
各演算の処理：
- +：足し算 → num1 + num2
- -：引き算 → num1 - num2
- *：掛け算 → num1 * num2
- /：割り算 → num1 / num2
else：
- 入力された演算子が不正（+, -, *, / 以外）な場合は、エラーメッセージを表示し、プログラムを終了します。

4. 結果の表示

print(f"計算結果: {result}")

計算結果（result）を画面に出力します。
**フォーマット文字列（f""）**を使用して、結果をわかりやすく整形しています。

5. プログラムの実行

calculator()

関数 calculator() を呼び出してプログラムを実行します。

実行例

正しい入力の場合

入力：

1つ目の数値を入力してください: 5
演算子を入力してください (+, -, *, /): *
2つ目の数値を入力してください: 3

出力：

電卓アプリケーションへようこそ！
計算結果: 15.0

無効な演算子を入力した場合

入力：

1つ目の数値を入力してください: 5
演算子を入力してください (+, -, *, /): ^
2つ目の数値を入力してください: 3

出力：

電卓アプリケーションへようこそ！
無効な演算子です。

このコードのポイント

入力検証：
- ユーザーが正しい演算子を入力しない場合にエラーメッセージを表示し、プログラムを終了させます。
拡張性：
- 他の演算（例えば、べき乗やモジュロ計算）を追加する場合は、if 文に処理を追加するだけで対応できます。
簡潔で読みやすい設計：
- 関数として作成されているため、再利用が容易で、コードが整理されています。

この電卓アプリケーションは、基本的な計算処理を学ぶためのシンプルで効果的な例です！