仮想ドライブ(Z:)を作成し共有環境を作成する方法

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こんにちは! 今回は、クローズドネットワークを構築し、PC :Aを仮サーバとして利用し、他のPC(B, C, D)からZドライブにアクセスする方法を解説します。手順を1つずつ説明しますなので、ITに詳しくない方でも大丈夫です!


ゴール:何を実現するのか?

  1. A、B、C、Dの4台のPCを閉じたネットワーク内(クローズドネットワーク)に接続します。
  2. PC :Aをサーバとして、そこに「Zドライブ」を作成します。
  3. 他のPC(B, C, D)からこのZドライブを利用して、ファイルの共有や保存を可能にします。

手順1:クローズドネットワークの構築

まず、4台のPCが同じネットワーク内で通信できる環境を準備します。

  1. ルーターまたはスイッチを用意 ※Wi-Fi環境でも可
    • クローズドネットワークでは、インターネット接続は不要です。ルーターまたはスイッチでLANを構築します。
  2. 各PCを接続
    • LANケーブルを使ってA、B、C、DのPCをルーター/スイッチに接続します。
    • Wi-Fiでも可能ですが、LANケーブルの方が安定します。
  3. 固定IPアドレス
    • 各PCに固定IPを設定すると通信が安定します。
      • 例:
        • PC:A 192.168.1.10
        • PC:B 192.168.1.20
        • PC:C 192.168.1.30
        • PC:D 192.168.1.40
    • 設定手順:
      1. Windowsの設定ネットワークとインターネット基本オプションを変更
      2. 中のネットワークを右クリック→プロパティを使用します
      3. IPv4を選択し、固定IPを入力します。

手順2:PC :AにZドライブを作成

次に、PC :Aで共有フォルダーを設定し、それをZドライブとして利用します。

  1. 共有フォルダを作成
    • CドライブやDドライブに「SharedFolder」というフォルダーを作成します。
      • :C:\SharedFolder
    • フォルダーを右クリック → [プロパティ][共有][詳細な共有]をクリック。
    • [このフォルダを共有する]にチェックを入れ、共有名を「SharedFolder」と設定します。
  2. アクセス権限
    • アクセス権限ボタンをクリックし、「フルコントロール」が必要なユーザーに付与されます。
      ※権限は任意で設定
  3. ネットワーク設定の確認
    • PC :Aでネットワーク探索とファイル共有を有効化:
      • 設定ネットワークと共有センター共有の詳細設定
      • ネットワーク探索を有効にするファイルとプリンターの共有を有効にします。

手順3:PC :B , C, DからZドライブに接続

PC :B 、C、Dで、Aの共有フォルダをZドライブとしてマウントします。
※下記操作はPC:B,C,D各端末で実行します。

  1. エクスプローラーを開く
    • Windows キー + E でエクスプローラーが起動します。
  2. ネットワークドライブを割り当てる
    1. 左上のメニューから「ネットワークドライブの選択肢」を選択。
    2. ドライブ文字に「Z」を選択。
    3. フォルダの場所に、PC:AのIPアドレスと共有名を入力:
      • 例:\\192.168.1.10\SharedFolder
    4. 必要であれば、ユーザー名とパスワードを入力してください。
    5. [完了]をクリックします。
  3. 接続を確認
    • エクスプローラーに「Zdrive」が表示されます。これでアクセス可能です!

手順4:ZDrive直下に「共有」フォルダを作成

  1. Zドライブを開く
    • エクスプローラーでZドライブをダブルクリックします。
  2. 「シェア」フォルダを作成
    • 右クリック→ [新規作成][フォルダ]を選択し、フォルダ名を「共有」に設定します。

まとめ:注意点とトラブルシューティング

注意点

  1. アクセス権限管理
    • 不要なユーザーがアクセスできないよう、適切に権限を設定します。
  2. ファイアウォール設定
    • 必要に応じて、ポート445(SMB通信)を開放します。
  3. 接続の安定性
    • IPアドレスを固定することで、接続が安定します。

格闘トラブル

  • Zドライブが表示されない場合
    • IP アドレスと共有名を再確認します。
    • ネットワーク探索とファイル共有が有効か確認。
  • 認証エラーが出る場合
    • 正しいユーザー名とパスワードを入力しているか確認。
    • 必要に応じてホストPC(A)で専用のユーザーアカウントを作成します。

これで、PC :Aを仮サーバにしてZドライブを作成し、B、C、Dがアクセスできる環境が完了しました! ファイル共有や共同作業が全体に効率的になるので、ぜひ試してみてください!

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