ゼロプロ~Season2【データベース入門編:2-3-2】SQLの基礎とデータ操作

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SQL(Structured Query Language)は、リレーショナルデータベースを操作するための言語です。本記事では、SQLの基礎とデータ操作の方法を分かりやすく解説します。


SQLとは?

SQLは、データベースの作成・管理・操作を行うための標準的な言語です。

主な用途

  1. データの取得(SELECT文)
  2. データの挿入(INSERT文)
  3. データの更新(UPDATE文)
  4. データの削除(DELETE文)

データベースの基本操作

テーブルの作成(CREATE TABLE)

テーブルを作成するには、以下の構文を使用します。

SQL例

CREATE TABLE 顧客情報 (
    顧客ID INT PRIMARY KEY,
    名前 VARCHAR(50),
    メール VARCHAR(100),
    電話番号 VARCHAR(15)
);

結果

顧客ID名前メールアドレス電話番号

データの挿入(INSERT INTO)

テーブルにデータを追加するには、INSERT INTO文を使用します。

SQL例

INSERT INTO 顧客情報 (顧客ID, 名前, メール, 電話番号)
VALUES (1, '山田太郎', 'yamada@example.com', '080-1234-5678');

結果

顧客ID名前メールアドレス電話番号
1山田太郎yamada@example.com080-1234-5678

データの取得(SELECT)

テーブルからデータを取得するには、SELECT文を使用します。

SQL例

SELECT * FROM 顧客情報;

結果

顧客ID名前メールアドレス電話番号
1山田太郎yamada@example.com080-1234-5678

データの更新(UPDATE)

既存のデータを変更するには、UPDATE文を使用します。

SQL例

UPDATE 顧客情報
SET メール = 'yamada.taro@example.com'
WHERE 顧客ID = 1;

結果

顧客ID名前メールアドレス電話番号
1山田太郎yamada.taro@example.com080-1234-5678

データの削除(DELETE)

データを削除するには、DELETE文を使用します。

SQL例

DELETE FROM 顧客情報
WHERE 顧客ID = 1;

結果

顧客ID名前メールアドレス電話番号

条件付きクエリ

データ操作に条件を追加することで、より柔軟なクエリが可能になります。

WHERE句

特定の条件を指定してデータを操作します。

SQL例

SELECT * FROM 顧客情報 WHERE 名前 = '山田太郎';

LIKE句

部分一致でデータを検索します。

SQL例

SELECT * FROM 顧客情報 WHERE メール LIKE '%example.com';

結果

顧客ID名前メールアドレス電話番号
1山田太郎yamada@example.com080-1234-5678

集計関数

SQLには、データを集計するための関数も用意されています。

COUNT

レコードの数を取得します。

SQL例

SELECT COUNT(*) FROM 顧客情報;

AVG

平均値を計算します。

SQL例

SELECT AVG(価格) FROM 商品情報;

SUM

合計値を計算します。

SQL例

SELECT SUM(価格) FROM 商品情報;

学習のポイント

  1. 基本的な構文を練習する:
    • CREATE, SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE文を使いこなす。
  2. 簡単なデータセットを作成して操作する:
    • 小規模なテーブルを作り、クエリを試してみる。
  3. エラーを恐れず実験する:
    • 実際に動かしてみて、クエリの結果を確認する。

まとめ

SQLはデータベース操作の基本です。今回学んだ構文を使って、さまざまなデータ操作を試してみましょう。次回は「データベースとプログラムの接続方法」について解説します。お楽しみに!

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