WordPressのテーマ開発を始めるなら、避けて通れないのが「PHPの基本文法」です。
「HTMLとCSSはわかるけど、PHPは初めて…」という方でも安心して取り組めるよう、この記事では変数・配列・条件分岐の基本をわかりやすく解説していきます!
✅ PHPってそもそもなに?
PHPは、サーバー側で動くプログラミング言語です。WordPressの土台はすべてPHPでできており、ページの表示内容を動的に切り替えたり、データベースとやり取りしたりするために使われます。
php<?php
echo "こんにちは、PHP!";
?>
このように、PHPコードは <?php ?>
の中に書きます。HTMLの中に混ぜて使うこともできます。
🧩 1. 変数:データに名前をつけて管理しよう
🔸基本構文
php<?php
$name = "Taro";
$age = 25;
echo $name; // 結果:Taro
?>
$
マークで始めるのがPHPの特徴=
で値を代入echo
で画面に表示
🔸ヒント
文字列(”Taro”など)はダブルクォーテーションで囲みます。数字や文字列、日付など、なんでも変数にできます!
📦 2. 配列:複数のデータをまとめて管理
🔸基本構文
phpコピーする編集する<?php
$colors = ["赤", "青", "緑"];
echo $colors[0]; // 結果:赤
?>
- 配列は
[]
を使って作ります - インデックス(番号)は0からスタート
$colors[1]
で「青」が取り出せます
🔸応用:連想配列(キー付き)
php<?php
$user = [
"name" => "Hanako",
"age" => 30
];
echo $user["name"]; // 結果:Hanako
?>
「名前」と「年齢」のように、ラベルをつけて管理する場合に便利です!
🔀 3. 条件分岐:場合によって処理を変える
🔸if文(基本)
php<?php
$score = 80;
if ($score >= 70) {
echo "合格!";
} else {
echo "不合格…";
}
?>
条件が「真」のときに処理を実行し、「偽」のときはelse側に進みます。
🔸elseif(条件が複数ある場合)
php<?php
$score = 65;
if ($score >= 90) {
echo "優秀!";
} elseif ($score >= 70) {
echo "合格!";
} else {
echo "不合格…";
}
?>
このように、条件を細かく分けて制御できます。
✨ おまけ:演習してみよう!
Q. 以下のPHPコードの出力結果は?
php<?php
$fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"];
echo $fruits[2];
?>
**A. 正解は「バナナ」**です!配列の3番目(インデックス2)だからですね。
🚀 まとめ:このステップをクリアすると…
- WordPressのテーマファイル内でPHPタグを使った出力・条件分岐が理解できるようになります
the_title()
,the_content()
など、テンプレートタグの仕組みも見えてきます- 次のステップ(テンプレート構成理解)にスムーズに進めます!
📌 次回予告
次回は【Step 2】として、WordPressテーマのテンプレート構造(header.phpやindex.phpなど)について解説します。
「WordPressがどうやってページを表示しているのか」が見えてくる内容です。お楽しみに!
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