WordPressテーマ開発において、**「同じ処理を繰り返すループ処理」**はとても重要な役割を果たします。
例えば、「投稿一覧を表示する」「スタッフ紹介を並べる」「ギャラリー画像を順番に出力する」など、複数のデータを自動で処理したい場面がよく出てきます。
この記事では、PHPの基本的なループ処理である foreach
と while
の使い方をわかりやすく解説します。
🔁 ループ処理とは?
ループ処理とは、特定の処理を繰り返す構文です。
phpコピーする編集する「1つ目の投稿を表示」
「2つ目の投稿を表示」
「3つ目の投稿を表示」
…という処理を1つずつ手で書くのは非効率ですよね?
そこで登場するのが ループ処理。条件が満たされている間、処理を何度でも繰り返してくれます。
✅ foreach文:配列を1つずつ取り出すときに使う!
🔸基本構文
phpコピーする編集する<?php
$colors = ["赤", "青", "緑"];
foreach ($colors as $color) {
echo $color . "<br>";
}
?>
🔸結果
コピーする編集する赤
青
緑
🔸解説
$colors
は配列です$color
は配列の中から1つずつ取り出される値as
を使って、「配列の要素を1つずつ処理」できます
🔸キーも使いたいときは?
phpコピーする編集する<?php
$fruits = ["apple" => "りんご", "banana" => "バナナ"];
foreach ($fruits as $key => $value) {
echo $key . "は日本語で" . $value . "<br>";
}
?>
🔁 while文:条件を満たす間、繰り返す!
🔸基本構文
phpコピーする編集する<?php
$number = 1;
while ($number <= 5) {
echo $number . "<br>";
$number++;
}
?>
🔸結果
コピーする編集する1
2
3
4
5
🔸解説
while (条件)
の形式で書きます- 条件が**true(真)**の間だけ繰り返されます
$number++
で1ずつ増えていくので、最後には条件がfalseになってループが止まります
💡 foreach と while の使い分け
使いたいとき | 使うループ |
---|---|
配列の中身を1つずつ処理したい | foreach |
数字や条件で繰り返したい(回数が決まっていない) | while |
特にWordPressでは、while (have_posts()) : the_post();
という形で while
をよく使います。
🛠 WordPressでの実用例:投稿一覧をループ表示
phpコピーする編集する<?php if (have_posts()) : ?>
<?php while (have_posts()) : the_post(); ?>
<h2><?php the_title(); ?></h2>
<p><?php the_excerpt(); ?></p>
<?php endwhile; ?>
<?php else : ?>
<p>記事が見つかりませんでした。</p>
<?php endif; ?>
このように、WordPressでは while
文を使って投稿を繰り返し表示しています。PHPのループを理解することが、WordPressテーマ開発の基礎になります。
✨ まとめ:ループ処理はWordPress開発の武器!
foreach
→ 配列に最適while
→ 条件で制御する場合に便利(WordPressのループに必須)- 自作テーマでの投稿一覧表示・カスタムフィールドの出力などに活用される
📌 次回予告
次回は、PHP基礎の最終項目として「関数・include文の使い方」を解説予定です。
これを理解すれば、共通パーツの使い回しやコードの整理がグッと楽になります!お楽しみに。
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