squares = [x ** 2 for x in range(1, 6)]print(squares) # 出力: [1, 4, 9, 16, 25]をわかりやすく解説

このコードは、Pythonのリスト内包表記（List Comprehension）を使って、1から5までの数字を順番に二乗し、その結果をリストとして生成する例です。

各部分の説明

1. range(1, 6)

• 意味：range(1, 6) は、1から5までの連続した整数を生成します（6は含まれません）。
  • 生成される数値：1, 2, 3, 4, 5

2. x ** 2

• 意味：x ** 2 は、x の2乗（x × x）を計算する式です。
  • 例えば、x = 2 のとき、x ** 2 = 4

3. for x in range(1, 6)

• 意味：リスト内包表記では、この部分が「繰り返し処理」を表します。range(1, 6) の中のすべての値を順番に x に代入し、リストを構築します。

4. [x ** 2 for x in range(1, 6)]

• 意味：リスト内包表記の形式です。
  • 「for x in range(1, 6)」の範囲で繰り返し計算した結果（x ** 2）を1つずつリストに追加します。
  • 処理の流れ：
    1. x = 1 → 1 ** 2 = 1
    2. x = 2 → 2 ** 2 = 4
    3. x = 3 → 3 ** 2 = 9
    4. x = 4 → 4 ** 2 = 16
    5. x = 5 → 5 ** 2 = 25

出力結果

pythonコードをコピーするprint(squares)

[1, 4, 9, 16, 25] が出力されます。

リスト内包表記のメリット

• 簡潔：forループを使わずに1行でリストを生成できます。
• 効率的：リストを直接生成するため、コードがわかりやすく、処理が高速になる場合もあります。

同じ処理をforループで書くと：

リスト内包表記を使わずに書くと、以下のようになります：

squares = []
for x in range(1, 6):
    squares.append(x ** 2)
print(squares)  # 出力: [1, 4, 9, 16, 25]

リスト内包表記はこれを1行でまとめたものです！